AWSのEC2は簡単に必要なスペックのサーバーを準備できるので便利です。
そんなEC2の機能の一つに「プレイスメントグループ」という機能があるのをご存知でしょうか。
「EC2は知っているけど、プレイスメントグループという機能は知らない」という方も意外と多いと思います。
実はあまり知られていませんが、プレイスメントグループはEC2を使ってシステムを構築する際に知っておくべき知識となっています。
この記事では、そんなEC2のプレイスメントグループの機能について整理して紹介します。
- プレイスメントグループの種類
- 各プレイスメントグループの使い所
EC2プレイスメントグループとは
プレイスメントグループは、EC2の機能のひとつで、複数のEC2インスタンスを配置する距離などを制御する機能です。
EC2が稼働する物理的な場所を近いところに配置することで、EC2間の通信速度が速くなります。
EC2プレイスメントグループの種類
EC2のプレイスメントメントグループには3種類存在します。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| クラスタプレイスメントグループ | ひとつのAZ内でEC2インスタンスを論理的にグループしたもの |
| パーティションプレイスメントグループ | ひとつのAZ内で論理的なセグメント(パーティション)にグループしたもの 各パーティションは、別ネットワーク、別電源のラックに配置される |
| スプレッドプレイスメントグループ | ひとつのAZ内でEC2インスタンスを別々のハードウェアに配置する |
順番に解説していきます。
クラスタプレイスメントグループ
EC2インスタンス間の配置される距離を近くに置くグループです。
EC2同士が近い距離に配置されるので、EC2インスタンス間のネットワークが低レイテンシとなり、高いスループットを実現できます。ネットワークのレイテンシ要件が厳しいシステムに向いています。
イメージはこんな感じです。

パーティションプレイスメントグループ
ひとつのAZ内でパーティション(論理的なセグメント)に分割して、EC2インスタンスをそれぞれのパーティションに配置します。各パーティションは、別ネットワーク・別電源(別ラック)が使用されます。これにより、ハードウェア障害が発生した際に影響範囲を特定のパーティションのみにできるため、耐障害性が向上します。
イメージはこんな感じです。

スプレッドプレイスメントグループ
ひとつのAZ内でEC2インスタンスをそれぞれ別のハードウェアに配置します。これによってハードウェア障害が発生した時に影響範囲を特定のEC2インスタンスのみに局所化することができます。
パーティションプレイスメントグループは、EC2インスタンスをグループ化して配置するのに対し、スプレッドプレイスメントグループはグループ化せずに配置するという違いがあります。
EC2インスタンスがそれぞれ重要で、互いに分離して保持する必要がある医療系のシステムなどの利用が向いています。
イメージはこんな感じです。

ec2プレイスメントグループ:まとめ
- クラスタプレイスメントグループは、ひとつに論理グループ化しEC2間を近い距離に配置
- パーティションプレイスメントグループは、グループ化した複数のEC2を別ラックに配置
- スプレッドプレイスメントグループは、EC2毎に別の物理サーバに配置
昨今では、クラウドを使った開発が主流になってきています。
AWSの詳細な機能を把握しておくことで、細かな要件にもすぐに対応することができます。
AWSのサービスを熟知して、どんな要件にも対応できるクラウドエンジニアを目指しましょう。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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